坂庭修 問わず語り

出がらしにだからこそできる役目や若い奴らに残せることがあるんじゃないか

ジャムおじさん第4弾 ブルーベリー

 ジューンベリー、桑の実(マルベリー)、アンズに続き、今庭でどんどん取れるブルーベリーのジャムを作った。
 ビンは熱湯消毒し、ブルーベリー300gにグラニュー糖140g、レモン半個分を加熱する。煮詰め具合がいつも難しく、水分を飛ばしすぎると冷えたとき堅いジャムになってしまう。わが家ではパンに塗るジャムというより、ヨーグルトにかけるソースなのでゆるめにした。
 できあがったのは400mlほど。10日と持たないな。これからしばらく3日に1回ジャムづくりになる。グラニュー糖買いに行かなくちゃ。

 上の写真のレモンは妻の実家のもの。収穫からずいぶん時間が経ってしまい、ちょっとしなびかけ。
 レモン・・・と聞いて思い出すのは、高村光太郎智恵子抄「レモン哀歌」、さだまさし檸檬」そして栃木乳業の「レモン牛乳」の3つ。

 そんなにもあなたはレモンを待っていた
 かなしく白くあかるい死の床で
 わたしの手からとった一つのレモンを
 あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ  (智恵子抄 レモン哀歌冒頭)

 喰べかけの夢を聖橋から放る
 各駅停車の檸檬色がそれをかみくだく
 二人の波紋の広がり数えたあと
 小さな溜息混じりに振り返り
 消え去る時には こうしてあっけなく
 静かに墜ちていくものよ       (さだまさし 檸檬より)

2015年 宇都宮のコンビニで買う