坂庭修 問わず語り

出がらしにだからこそできる役目や若い奴らに残せることがあるんじゃないか

日本一危険な歩道 ~黒部・下ノ廊下~

 

 職場でいただいた旅行土産の中に写真のような黒部峡谷のトロッコ電車の菓子があった。若かった頃、歩いて見たかったのが、この黒部峡谷・下ノ廊下である。

 同時期読んでいたのが真ん中の写真の本である。この本で紹介されている阿曽原温泉小屋は夏の短い間だけ組み立てられ営業する山小屋。その名の通り温泉の露天風呂があるが、日本一危険な歩道と言われている水辺歩道を何時間も歩かなくては行けな秘境である。
 右の写真のように垂直な岸壁に幅60センチほど穿かれたのが水平歩道である。下は数十メートル切れ落ちていて落ちれば命はない。「黒部にけが人なし」と言われるがそういうことである。
 これまで様々な山に登ってきたが、急激にバランス間隔が失われていることを感じる。つまずいて転倒することも増えた。転びそうになっても若い頃のように持ちこたえられないのだ。こんな状態ではとても怖くて下ノ廊下は歩けない。残念である。もうちょっと若い頃にトロッコ鉄道に乗ってこの道を歩きたかった。時すでに遅し。

 

万年筆が戻ってきた!

 インクフローが改善しないので仕方なくメーカーに修理を依頼してあったプラチナのセンチュリー#3776バランス(中字)が戻ってきた。インク軸だけの交換なのかと思っていたら先軸全体の交換だった。この万年筆は生徒の保護者からいただいたもので、今回の修理費は万年筆価格の約半分にもなったが、3776は富士山の標高だが、その数字と富士山が刻印されたペン先はピカピカになって戻ってきた。この新しいモデルは真ん中の穴がハート型に変更された。

 パイロットの色彩雫(いろしずく)の紫式部を入れた。インクフローは戻った。万年筆はびちゃびちゃインクが流れるのがいい。軽くペン先を滑らせてスラスラ書けるのが万年筆の魅力だ。

ぼくはイエローてホワイトで、ちょっとブルー

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2024年9月1日読了。発売当時話題になった本をやっと読んだ。このあと出た「他者の靴を履く エナーキックエンパシーのすすめ」を先に読んで、これも読まなくちゃと思っていたが、面白かった。カトリック系の市のランキング1位の小学校に通っていた息子が元底辺校の中学校に進級して起こる様々なできごと。つくづく本は知識の窓だなぁ、と思う。初めて知るイギリスの市民の暮らし。なかなか深いぜ!著者の息子がまたいい。この続きが出ているので読まなくちゃ。
 それにしても英国では「お上に認められていない理由で学校を休む」と両親に60ポンドずつの罰金が科されるのだそうだ。日本円にして1万円くらいか?日本では長期休業前やゴールデンウィーク中の稼業日(学校がある日)に平気で休ませて海外旅行に行く家族があるけど、そうしたことをさせないためらしい。うーん。

 人間のアイデンティティについて考えさせられる内容でした。お子さんを持つ保護者の方、教員にはおススメ!

学校も夏休みが終わった

 私の住む市は今日で公立学校の夏休みが明け、さっそく授業と給食がスタート。台風が近づく中、気温は高く、曇り、晴れ、雨と天候はころころ変わる。

 今日から全市中学校で導入されたのが電子黒板。かつてはICTでは全国で先を走っていた本市だが、今は遅れをとっている。電子黒板も今頃入ったのかぁ、って感じ。早速今日の数学と理科の授業で使っていた。大きなモニター、実物投影機として以外は有用性低いように思う。従来の黒板に変わるものでもなく、大きく補完する存在にもならないのではないか。生徒用タブレットの収納キャビネットと共に狭い教室に邪魔な存在に思う。

 給食は相変わらす食欲をそそらない色彩だ。味は悪くはなく、この値段(生徒は330円)で食べられるのは幸せだと思う。

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 長期休業のあと、私のような常勤でないものが久々に職員室に行くと机の上にたくさんのお土産お菓子がのっている。教員数20人くらいの小さな学校なのに数えたら11個もあった。海外土産と思われる3個を含め、全国の小さな小袋菓子土産。学校では「私があげました」的なことはなく、ほとんど机が留守の時に置かれるので、お互い誰の土産なのかわからず、礼も言えない。ごちそうさま。
 こうした光景は中学校では普通になってきた。遅くまで仕事をしているブラックな教員(特に若い教員)にとっては貴重な食料源、保存食だったりする。他市他県の学校でも同じなのだろうか?学校以外の職場ではこうしたことが行われているのか?知りたい。ちなみに私は7,8月に、訳あってどこにも行けず、土産も買えない寂しい夏でした。

 勤めの帰りにトヨタのディーラーによって、愛車の12ヶ月点検。自分でもできるくだらん点検に2万円超えの支払い。エンジンオイルも、エアフィルターも自分で交換したので余分な費用は請求されなかったが、車のことをよくわかっていないユーザーからはいろいろ吸い上げるシステムが日本の大企業として情けないと思う。

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 点検が終わるのを待つ間(ろくに見ちゃいないので30分で終わる)、「同志少女よ、敵を撃て」を読んでいたら、素敵な若い女性店員がソフトクリームとコーヒーを持ってきてくれた。うまし(コーヒーはインスタントでまずい)。

ブログを書くこと

  45連続投稿が途切れてそれきりになっていた。続いているとやめられなくなる脅迫概念が自分の中に生まれるのを感じていた。書いてはいるが、書きたいものではない。くだらない内容である。

 何のためにブログなんてやっているのか、真の理由はひとつ,後付けでふたつ。

 この写真の本を買って読んだ。この人の本は何冊目だろう?この本のサブタイトルにあるように「もうひとりの自分」が書くブログにしたい。

ブルーベリー採り納め


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暑くて水が足りないのか、粒は小さく枯れる枝まで出てきた。鳥よけのネットを外し、採れるだけ採った。1ヶ月あまりで9Kgほど採れた。生食用と冷凍用とすぐソースにしてしまうものと分けた。ソースは約1Kgほど、ビン2本分になった。