坂庭修 問わず語り

ただの日記です。でも・・・・。

からだの美

 パリオリンピックが終わった。お祭り騒ぎが終わってホッとしている。
 今回のオリンピックに限らず、新聞のスポーツ欄でも感心するのは、アスリートが競技、演技する瞬間をとらえた素晴らしい写真である。10年前、20年前とは比較にならぬほど、躍動する身体、表情、決定的一瞬をとらえた「うーん、美しい!」と思ってしまうものが増えた。超望遠、高感度、高解像度、高速連写のデジタルカメラのお陰なのだろう。

 今日、この本を借りた。「外野手の肩」でイチローが、「力士のふくらはぎ」で貴ノ花が、「卓球選手の視線」で石川佳純が、「棋士の中指」で羽生善治が載っている。人の身体って、どこをとっても美しいと思う。その形になるべくしてなった機能美だ。私は「足フェチ」かも知れない。足、脚は二足歩行するための恐るべき構造を持つ。特に足首から下の、どんな不整地でも立ち、歩くための精緻な構造には驚く。
 私は今、その一部を痛めて回復していない。右足の足底腱膜(足底筋膜)炎である。足裏の骨のアーチを支える重要な構造なのだが、余り意識したことはなかった。歳をとるといろいろな部分に、急にダメージが発生する。これで7月8月の登山シーズンに山に行けなくなっている。残された健康な日々は少ない。早く治って欲しい!